数字で見る現状
180件
上場企業とその子会社が公表した個人情報漏えい・紛失事故(2025年)。うち「ウイルス感染・不正アクセス」が116件(64.4%)
48,185件
2025年に新たに公開された脆弱性(CVE)の件数(前年39,962件から20.6%増、過去最多)
上場企業の公表分だけの数字です。公表義務の薄い中小企業の被害は、この数字に含まれていません。
警察庁によると、2025年のランサムウェア(データを暗号化して身代金を要求するウイルス)被害の報告は226件。被害の多くは中小企業です。
セキュリティ脆弱性の構造
脆弱性(ぜいじゃくせい)とは、攻撃者に悪用されうるシステムの弱点のことです。Webサイトの弱点は、大きく3つの層に分かれます。
第3層「独自コード」
問い合わせフォームや会員機能の作り込み部分。SQLインジェクション(入力欄から不正な命令を送りデータベースを操作する攻撃)、XSS(ページに不正なスクリプトを埋め込む攻撃)、認可漏れ(本来見られない他人の情報にアクセスできてしまう不備)
第2層「ネットワーク・設定」
管理画面が誰でも開ける、不要なポート(外部からの接続の入口)が開いている、SSL設定(通信の暗号化の設定)が古い
第1層「ミドルウェア・CMS」
WordPress本体・プラグイン・PHP・サーバーOSが古いまま → 公開済みの脆弱性(CVE:世界共通の番号で公開された既知の弱点)がそのまま攻撃に使われる
サーバー(土台)
低価格で作られたサイトは、公開後の更新契約がないまま数年経っていることが多く、3層すべてが古くなっています。
セキュリティ対策に完璧はない。今すぐできることを。
すべての攻撃を防ぐ方法はありません。だからこそ、狙われやすい穴から順に塞ぐことが、最も費用対効果の高い対策です。
①知る
クイックスキャンで現状を把握
②塞ぐ
更新・修正
③続ける
継続的な助言